ホスピスのご案内
大切な時間を共に過ごす場所
ホスピスの役割
がんの苦痛や症状を和らげ、不安な心を支える目的の医療施設です。それぞれの方に与えられた時間を大切にし、その時間を無理に早めることも遅らせることもしません。痛みやさまざまな身体症状をやわらげるだけでなく、精神的、社会的、スピリチュアル(霊的)な援助も行います。また、ご本人・ご家族を含む心のカウンセリング、医療相談もお受けします。特殊な施設ではありませんので、お悩みにならず、まずはご相談下さい。
ホスピスの理念
〜ホスピスを自宅に〜
「仕える」心と姿勢で
「患者さんを中心に」撤し
「地域と共に」歩むホスピス
ホスピス医師
大村浩之
共感、尊重することからホスピスの1日が始まります
愛知国際病院の1日は朝礼から始まります。毎朝、職員が集まって聖書を読み、心を静めて神に祈りを捧げます。そして、病院理念「神いやし、我ら仕える」を肝に銘じて仕事に向かいます。ホスピスではまず、患者さん、ご家族の気持ちを謙虚にうかがい、共感、尊重することから始めます。ホスピスケア専門の医療者として苦痛緩和のために最善をつくすことと同時に、ひとりの人間として患者さん、ご家族の思いに寄り添って共に生きることを目指しています。神は患者さんを癒して下さり、患者さんは私たちのケアに何が必要かを教えてくれます。日々の学びを糧として、神宿るホスピスでの働きを続けていきたいと思います。
ホスピス病棟看護師 師長
宮﨑里佳子
今日という日を大切に、ケアに想いをこめて
「仕える」心と姿勢。愛知国際病院、そしてホスピスの設立に心を寄せてくださった多くの方々が大切にしてこられたこの想いを、当院ではホスピス理念の冒頭に掲げています。そして、その言葉に続く<患者さん中心に徹し 地域と共に歩むホスピス>を叶えるために、私たちはケアを丁寧に積み重ねています。患者さんは「本当に幸せ」「本当にきれい」「風がこんなに気持ちいいとは知らなかった」と話されます。その心に近づくことができるよう、ボランティアを含めたスタッフは当たり前のことを大切にし、今日という一日が笑顔で、少しでも良かったと思える一日であるよう祈りながら、患者さんとご家族の傍にそっと仕えていきたいと思います。
施設紹介
豊かな自然に愛される場所
愛知国際病院の本館に隣接するホスピスは、緑に包まれた癒しの空間となっています。中庭には、設立年に植えられた苗木のケヤキが、しっかりと大地に根を張り、空へと枝葉を伸ばしています。また、スタッフやボランティアがホスピス周囲に植えた草木が、今ではイングリッシュガーデンのような風景をつくりだし、四季折々の美しい変化を楽しめます。
個室
全室個室となっています。一般個室(10室)、有料個室8室、特別室2室をご用意しております。広さは最低でも16.8㎡(最大で28.8㎡)を確保し、一般的な病室(4人部屋)程度のゆとりの空間となっています。
一般個室(10室) | 無料(ただし機器使用料1,600円/日) |
有料個室 (8室) | 8,600円/日 |
特別個室 (2室) | 13,000円/日 |
2Fラウンジ
ミニコンサートが行われたり、パッチワークや絵手紙の教室などが開かれます。テラスに出ると中庭を見下ろすことができ、心地いい風が吹いてきます。
ナースステーション
安心して過ごしていただけることを目指し、看護師やボランティアスタッフが患者さまのお世話をしています。
介護浴室
寝たままでも入れる介護浴室はもちろん、一般浴室も用意しています。
多目的室
ホスピス所蔵の絵画のほか、設立者の川原医師関連資料を常時展示しており、ご自由にお過ごしいただけます。
気に入った作品があれば、お部屋に飾っていただくこともできます。
家族室
ご家族の方が宿泊できる部屋をご用意しています。ご希望の場合はホスピスの看護ステーションまでお申し出下さい。